

中尾フィルター工業株式会社
代表取締役 難波 利明 様
【受講コース】
第25期 経営管理者コース (平成17年10月~平成18年9月)
中尾フィルター工業株式会社は1934年の創業以来、「自然をいたわり澄み切った水と空気を守る」を使命と掲げ、国内唯一の工業用濾過布専業メーカーとしてたゆまぬ技術開発を続け、多くの産業の発展および生産性の向上のほか、環境保全にも大きな役割を果たしています。
- 難波社長は当初、執行役員および営業本部長として経営管理者コースを受講されましたが、研修途中に急慮、当社の代表取締役に就任されました。
- 当初は営業部門の管理者として先代社長から受講を命ぜられ、自社の営業戦略策定をテーマとして取り組む予定でした。しかし、研修半ばに急慮社長に就任することとなり、経営者としての考え方やビジョンの構築について、大きく変わった実務環境と平行して研修で取り組んでいくこととなりました。
- その渦中で全社経営戦略を策定されました。受講による変化や気付きにはどのようなものがありましたか?
- ゼミナールでの指導のもと経営者としてテーマを軌道修正し、自社の強みである技術力を最大限に活かして一層の売上・収益力向上を図る全社経営戦略を策定しました。具体的な個別戦略としては組織営業力の強化、新製品開発への注力、低コスト化の推進等を挙げております。
自身は営業部門一筋でしたが、戦略構築には部門を横断し幅広く経営を捉える視点が必要なこと、その推進には営業・製造のほか部門間で連携、一丸となって取り組まなければならないことを強く感じました。 - 研修終了後、現在の全社経営戦略の進捗はいかがですか?
- まず製造部門で数点の濾過布新製品の開発に成功しました。社内に大学校の工場管理者コース経験者が数名おり、戦略浸透と実行への着手が早かったことも一つの要因と考えます。
営業部門においては、組織営業力の強化策の一つとして営業支援ソフトを導入し、今後の新規開拓の推進等に向け地盤固めを行っています。また、現営業部長を第27期の経営管理者コースに派遣し、営業部門のキーパーソンとして育成する予定です。 全体として未だ緒に就いた段階ですが実行の意思は強く抱いており、大学校への派遣等を通じて社内改革を進め、一歩一歩実現に向かっていきたいと考えております。 - その他、受講されて感じた点などはありますか?
- 同期の受講生は20~50歳代までで役職も多岐に渡り、派遣元企業の人材育成方針の多様さを感じました。また、自治会活動をはじめとした受講生間のコミュニケーションはこれまでにない考え方や視点を得ることも多く、また社内で話しづらい悩み等を共有できる貴重な時間ともなりました。 自身も受講を命ぜられたときは今更研修かという思いもあり決して積極的ではありませんでした。しかし、環境が激変する中で自社の経営について実務とリンクして考えることが出来たことは非常に有意義であったと感じています。
- 経営者として、今後の自社の人材育成の取り組みについてお聞かせください。
- 工業用濾過布分野は特殊な業界ですが、多岐に渡る業種の方々との接点は、業界内の考え方に囚われがちな自身の視点を大きく広げるものでした。他の経営幹部、社員にも仕事への意識や見方を広げるきっかけとして、部門を問わず大学校ほか外部の研修を活用したいと考えています。
また、日常業務から離れた環境でじっくり取り組むこともそのためにプラスであると思います。受講者の不在時のサポート体制等、社内環境も含め幅広く検討していきたいと考えております。
